1940年代前半、
第二次世界大戦下のアメリカでは、国家資源を戦争遂行のために集中させる必要がありました。
その一環として、
戦時製品監督局(Wartime Production Board) は、衣料品を含む民間消費財の製造に対し厳格な規制を導入しました。
とりわけ、衣類に使用されるコットンや金属パーツ(リベット、ボタンなど)は軍需優先とされ、
ジーンズやデニムジャケットを含むワークウェア全般もその影響を大きく受けることになります。
同局の指導のもと、贅沢品と見なされたディテールは徹底的に排除され、
タックボタンはメーカー専用品ではなく既製品のものへ変更、
フロントのタックボタンの数を5つから4つに減らす、
胸ポケットのフラップとボタンの省略といった仕様変更が行われました。
これにより、デニムジャケットの各部は戦時仕様として大幅に簡素化され、実用本位の無骨なデザインへと変化しました。
加えて、当時は多くの熟練縫製工が軍需生産に動員されており、
ワークウェアの縫製現場には経験の浅い労働者が配属されることが一般的でした。
その結果、縫製の品質は粗く、不均一なステッチや歪みが生じることも珍しくありませんでしたが、
再縫製すら制限されていたため、それらはそのまま製品として出荷されていたのです。
この戦時下の背景を踏まえ、当時の粗野で即物的な縫製仕様や簡素化されたディテールを丹念に再現。
あえて均整の取れないステッチワークや
仕様の“歪み”を再現しつつ、酸化を思わせるくすんだインディゴブルーの色合いと
当時特有のザラついた質感を、このデニムジャケットのために用意した
16.0ozセルヴィッジデニムに落とし込みました。
タックボタンには鉄製の月桂樹ボタンを採用し、経年変化によって自然なサビが現れます。
また、本来は生地幅の都合に依りビッグサイズのみのディテールとされ人気を集めている背面生地の継接ぎ、
所謂Tバックは全てのサイズに採用しておりますのでジャストサイズで大戦モデルのディテールを堪能いただけます。
ダルチザン独自の解釈による“大戦モデル”です
サイズ
38インチ 肩幅45cm 身幅55cm 着丈59cm 袖丈62cm
40インチ 肩幅49cm 身幅57cm 着丈63cm 袖丈65cm
ワンウォッシュされています